
LEDビジョンは、街中や商業施設などで目にする機会も多いでしょう。人々の目を惹きつける効果があるLEDビジョンですが、さまざまな種類があることをご存知でしょうか?使用する目的によって使い分けることで、より効果を発揮できます。この記事では、LEDビジョンの特徴やメリット、種類ごとの特徴について詳しく紹介します。
LEDビジョン全体の特徴・メリット
LEDビジョンとは、LEDを用いて映像を生成するデバイスです。精度が高く色鮮やかなので、広告やイベント表示、公共情報の表示など、さまざまな用途で利用されています。サイズや形状などを柔軟に設計できるため、使用する目的や設置する環境に応じてカスタマイズすることが可能です。
LEDは寿命が長く、メンテナンスにかかる費用も安く抑えられるため、長期間にわたり安定したパフォーマンスを維持できます。さまざまな環境で使用できるLEDビジョンですが、具体的にどのようなメリットがあるのか詳しく紹介します。
輝度が高い
LEDビジョンは、輝度の高さが最大の特徴です。一般的な液晶モニターの輝度が300カンデラに対し、LEDビジョンは5,000~6,000カンデラの輝度が実現します。液晶モニターの20倍程度の明るさなので、晴れている日中の屋外でも鮮明な画像を維持できます。
この輝度の高さは、視覚的なインパクトを大きく向上させられるので、見た人に強烈な印象を残せるでしょう。そのため多くのイベント会社で選ばれています。
消費電力が少ない
LEDは、効率的に光を発生させられるため、消費電力を抑えられます。低い消費電力で運用できるため、長時間使用しても電気代を節約でき、経済的負担が少ないでしょう。
大規模なイベントで長期間展示する場合でも、運営コストが削減できるので、多くのイベント会社がLEDビジョンを採用しています。
さまざまなシーンで設置可能
LEDビジョンは、さまざまなシーンで設置することが可能です。防水性能や防塵性能が備わっている屋外用のLEDビジョンならば、雨に濡れる場所やほこりの多い環境でも問題なく設置できます。
場所を選ばず鮮明な映像を映せるため、夜間や悪天候の日でも魅力的な演出が実現します。また、直射日光が当たる場所でもはっきりと映像を映せるため、設置の自由度が高く、さまざまなシーンで活躍します。
サイズや形状が自由
LEDパネルはタイルのように連結できるため、サイズや形状を自由に配置することが可能です。縦長、横長、L字、コの字のように、多様な形状で設置できるので、設置するするスペースに合わせてカスタマイズできます。
複数のパネルを連結しても継ぎ目が目立たないため、1枚の大画面として効果を損ねることはありません。創造的なディスプレイ構成ができ、場所の制限を受けることも少ないでしょう。
LEDビジョンの種類ごとの特徴
LEDビジョンにはさまざまな種類があり特徴が異なるため、設置する目的によって使い分ける必要があります。LEDビジョンの種類ごとの特徴を詳しく紹介していきます。
屋内用LEDビジョン
屋内用LEDビジョンは空間演出効果が高く、コンサートやイベントなど多くのシーンで活用されています。LEDビジョンのひとつひとつが光を発するため、点灯することで美しく迫力のある演出が実現します。
また室内用LEDビジョンは明るさを調整できるため、室内でも視認性がよく、明るすぎて目が疲れるという課題も解消することが可能です。
屋外用LEDビジョン
屋外用LEDビジョンは、太陽光の下でも輝度を維持し、鮮明に映像を映せます。コントラストもはっきりしているので、どんな場所に設置しても活躍してくれるでしょう。また、屋外に設置することを前提に作られているため、ほこりや雨など過酷な環境でも問題なく使用できます。
透過型LEDビジョン
透過型LEDビジョンは、画面部分が透明になっていて光を80%以上通します。建物の一部分を有効活用したいときに有効な手段です。ほかのLEDビジョンに比べて軽量なので、建物への負担が少なく、事故の発生にもつながりにくいでしょう。
床面LEDビジョン
床面LEDビジョンは、主にファッションショーなどで使われており、床面を活用するLEDビジョンです。耐久性が高いため、重たいものが乗っても割れる心配がありません。耐熱性や耐候性にも優れているので、モーターショーやスポーツ大会などにも使われています。
キューブ型LEDビジョン
キューブ型LEDビジョンは、立方体形状に複数のパネルを組み合わせているので、それぞれの面に映像を映すことが可能です。人を惹きつける効果が高く、存在感を発揮します。ダイナミックな演出が可能なので、記憶に残りやすくする効果もあります。
ポスタービジョン
ポスタービジョンは、ポスターのような小さいサイズのLEDビジョンです。アパレルショップや飲食店などで導入されています。
宣伝や集客目的ではなく、店舗の窓や出入口に設置することでさまざまなコンテンツを配信します。スマートフォンでも管理ができるため、導入ハードルが低く、比較的安い値段で導入することが可能です。
まとめ
LEDビジョンの種類やそれぞれの特徴について紹介しました。LEDビジョンは、明るさやコスト面、設置の自由度など、たくさんのメリットがあるため、多くのイベント会社や商業施設などで使用されています。屋内外問わず設置でき、サイズや形状を自由にカスタマイズできるので、さまざまなニーズに応えることが可能です。より効果を発揮させるためには、それぞれのLEDビジョンの違いや適切な使用場面を理解することが重要です。