LEDビジョン導入の前に知っておきたい法律や条例

公開日:2025/02/13
法律や条例

LEDビジョンを屋外に設置して自社の商品・サービスについてPRしようと考えている場合、屋外広告物の規制について知っておくことが重要です。法令・条例に違反するとペナルティもあるため、設置前にしっかりと内容を確認しておきましょう。今回は、屋外広告物の概要や関連法律・条例について解説するため、ぜひ選考にしてください。

屋外広告物の概要と規制される理由

LEDビジョンをはじめとする屋外広告物を設置する場合、法律で定められている規制を守る必要があります。ここでは、屋外広告物の概要と規制が求められる理由について詳しく解説します。

そもそも屋外広告物とは

屋外広告物とは、宣伝用に屋外に設置されている看板やポスター、LEDビジョンなどです。屋外広告物は、誰でも見られるように常に外に設置されている広告物であり、大きな看板・ビジョンからA4サイズのポスターまで幅広い種類があります。

屋外広告物の条件は、常時または継続して一定期間掲示されていること・屋外に設置されていること・不特定多数の公衆に向けて表示していること・看板などの工作物であることの4つです。

たとえば、ガラス扉の内側から外側に向けて貼り付けられているポスターは、屋外ではないため屋外広告物に該当しません。また、音声広告は工作物ではないため屋外広告物に当たりません。

屋外広告物の例

屋外広告物に該当するのは、屋外に設置されている看板・LEDビジョン・のぼり・ポスターのほか、警備会社の警備中シールや自動車に貼り付けられた社名などです。

写真や文字、イラストを利用した広告物で屋外に設置されているものは、ほとんどが屋外広告物に該当すると考えてよいでしょう。

屋外広告物に規制が必要な理由

屋外広告物は、屋外広告物法と呼ばれる法律によって規制されています。そのため、広告物をどこでも好きな場所に設置できるわけではなく、設置場所についても一定の条件があります。

屋外広告物法は1949年に制定され、4度の改正を経ている法律です。主な目的は、街の景観維持・看板落下などによるけがの防止です。制定当時は日本がGHQの占領から脱出する時期であり、商業が活発化したことでさまざまな看板が増えていました。

屋外広告物法は看板が無秩序に増加した問題が起こるのを防ぐために制定され、改正を繰り返して徐々に規制を強化する方向に変化しています。

LEDビジョンを設置する前に知っておきたい法令

先述の通り、屋外に常時設置するLEDビジョンは屋外広告物に該当します。そのため、設置を検討する際は屋外広告物にまつわる法令・条例をしっかりと把握しておくことが重要です。ここでは、LEDビジョンを設置する前に知っておきたい法令について詳しく解説します。

各地方自治体の条例

地方自治体では、屋外広告物条例・景観条例を定めています。屋外広告物条例は屋外看板の設置に関する規制であり、設置場所・設置条件などが細かく規制されているのが特徴です。

LEDビジョンの場合、設置できるエリアやビジョンの大きさなども定められているため、ビジョンを作る前に必ず確認しましょう。また、屋外広告物の設置前は各地方自治体への申請も必要です。

景観条例はLEDビジョンの画面・仕様に関する規制のほか、設置後の運営方法などの計画・申請が求められます。広告物条例・景観条例は地方自治体によって内容や条件に違いがあるため、設置エリアの条例内容を確認しましょう。

建築基準法

4メートルを超える広告塔を設置する場合、建築基準法に基づく工作物の確認申請が必要です。建物の屋上に設置する場合・土地に独立して設置する場合など、設置条件にかかわらず建築基準法が適用されます。

申請には、有資格者による確認作業も求められます。また、そもそも工作物の確認申請ができないエリアでは屋外広告物の申請許可も得られないため、注意しましょう。

屋外広告物に関する法令・条例に違反した際のペナルティ

屋外広告雨物に関する法律・条例にはさまざまな種類があるため、気づかないうちに法律・条例違反となっているケースも少なくありません。法律・条例に違反した場合は罰則規定が設けられており、内容は各地方自治体によって異なります。

たとえば岡山市では、条例違反のもっとも重いペナルティとして1年以下の懲役または50万円以下の罰金を定めています。ペナルティは法律・条例違反時にただちに課されるものではなく、是正指示に従わなかった場合に課されるのが通常です。

まとめ

今回は、屋外広告物の概要、LEDビジョン導入の前に知っておきたい法律や条例に加え、法律・条例違反の際のペナルティについても詳しく解説しました。屋外広告物とは、LEDビジョンや看板、ポスターなど、常時屋外に設置されている広告物全般を指します。屋外広告物に関する規制は街の景観維持・看板落下などによるけがの防止を目的としており、各地方自治体の条例や建築基準法などで定められています。法令・条例違反があった場合は是正を求める連絡があり、是正されなかった場合に懲役・罰金などのペナルティが課されるのが通常です。屋外広告物としてLEDビジョンの設置を検討している人は、今回の記事をぜひ参考にしてください。

PR設置後のコストや運用管理までを考えた提案と自社一貫対応の安心感
Recommend Table

おすすめのLEDビジョンメーカー比較表

イメージ引用元:https://itsukisignage.com/引用元:https://led.led-tokyo.co.jp/引用元:https://avix.co.jp/引用元:https://yamato-signage.com/引用元:https://led.minamihara.co.jp/
会社名イツキサイネージLED TOKYOアビックスヤマトサイネージMINAMIHARA LED
取り扱い製品屋内用、屋外用、透過型、キューブ型、円形、小型、シリコン製、カスタマイズ商品屋外用、屋内用、ウィンドウ、床用など屋内用、屋外用、競技場専用可動式、透過型フィルム、シリコン製、床面、立方体、円盤丸型、球体、帯状屋内用、屋外用、透過型、プリメイド、オーダーメード、メッシュタイプ屋内用、屋外用、透過型、特殊型(曲がる、アーチ状・円筒状、床型など)
レンタル・リース
映像制作
ショールームありありありなしあり
詳細リンク詳しくはこちら詳しくはこちら詳しくはこちら詳しくはこちら詳しくはこちら
公式サイト公式サイトはこちら公式サイトはこちら公式サイトはこちら公式サイトはこちら公式サイトはこちら